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新機材で電子観望 [天文・電子観望]

 先月に天体の電子観望用に一式購入していろいろ試していましたが、本命の撮影用の望遠鏡がやっと届きましたので早速使ってみました。前回は1250mmの長焦点の望遠鏡でしたが、本命はEDレンズの口径50mm 焦点距離242mmf4.8の小さな望遠鏡ですもともとはガイド鏡として売られてますが電子観望用としても人気があり品薄状態が度々続いてます。小さな天体や惑星には不向きですが明るい大きめの星雲星団にはちょうど良い焦点距離となってます。

 さっそく使ってみるとやはりF値が明るいということもあり良く映ります。馬頭星雲もしっかり写すことが出来ました。ただ見ごたえのある冬の星雲星団の観望時期は過ぎているのが残念ですが、可能な限りいろいろ撮影してみました。

・鏡筒  Sky Watcher EVO GUIDE50ED II D50㎜ f242㎜ F4.8
架台  Sky Watcher AZ-GTi
・カメラ ZWO ASI585MC 光害カットフィルター(CBP)使用
※いづれもワンカット4秒で総露出10分弱です。

↓↓ これが新しく届いた望遠鏡です。小さくコンパクトなので遠征にうってつけです。赤いのは天体用カメラ。

EVO GUIDE50ED II.jpg

↓↓ M42、オリオン大星雲です。以前撮ったものより精細に映ってます。EDレンズなので星像もシャープですね。

オリオン大星雲.jpg

↓↓ 馬頭星雲です。薄雲が通過したりして条件は悪かったですが馬の首がしっかり浮き出ました。ちょっとと感激でした。

馬頭星雲.jpg

↓↓ バラ星雲です。こちらも以前撮ったものよりくっきりと映りました。下方の緑は低空撮影だったため光害の影響ようです?

バラ星雲.jpg

↓↓ 銀河もいろいろ写してみました。こちらはおおぐま座の北斗七星の近くにある「子持ち銀河(M51)」です。銀河の渦の腕が小さい銀河と繋がってるのが良くわかります。【トリミングあり】

子持ち銀河.jpg

↓↓ こちらも北斗七星の近くにある「回転花火銀河(M101)です。ちょっと薄いですが渦巻きが良くわかりますね。銀河は暗いのが多いので20分30分の露出が必要みたいですが今回は10分弱ですがそれでもこれだけ映りました。しかも都会の市街地ですから電子観望は凄いですね。【トリミングあり】

回転花火銀河.jpg

↓↓ こちらは、おとめ座にあるソンブレロ銀河(M104)です。ソンブレロとは中南米で使われて帽子によく似ているのでこの名前になってます。中央部の黒いのは暗黒帯と呼ばれてますが小さな望遠鏡でもしっかりわかります。【トリミングあり】

ソンブレロ銀河.jpg

↓↓ こちらは、しし座にある「しし座三重銀河」です。ほぼ同じ距離にある銀河団です。【トリミングあり】

しし座三重眼が.jpg


銀河も結構映るので今後はいろいろ撮りたいです。一番撮りたいアンドロメダ銀河はこの時期は暗くなるころには超低空になりすぐに沈んでしまうので好機を逸しましたので夜明け前に登るようになる夏以降になりそうです。


自宅からの場合は問題ないのですが野外で撮影するとノートパソコンのバッテリー問題が出てくるので電源が必須になりそうです。電子観望は便利ですが出費もまだまだ増えそうです。


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