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電子観望 [天文・電子観望]

先月購入したZWOのSeestar S50はやはりとても便利で本体と三脚とスマホがあれば簡単セッティングで本格的な電子観望(撮影)が出来るのでとても便利です。自宅ベランダからでも一部の天体は撮影出来ますのでちょくちょく撮影して楽しんでいます。アップデートもけっこう頻繁でどんどん使い勝手が良くなってる印象です。いやー中国メーカーも凄い技術をもってますね。完全にビクセンもタカハシも時代に乗り遅れてます。


ちょくちょく写した写真を少しアップします。東京の市街地のような超光害地でもこれだけ撮れるのですが凄いです。


↓↓ 自宅ベランダから撮影したオリオン座のM42です。明るい星雲なので10分も露出するとこれだ細かいところまで映ります。

m42-2.jpg

↓↓ 馬頭星雲です。当初は露出時間は10秒固定でしたが20秒と30秒が選べるようになったので20秒で撮影しました。かなり良く出てますね。

馬頭星雲3.jpg

↓↓ 続いて亜鈴状星雲(M27)です。 赤と青の入り混じったのがとても綺麗ですね。

アレイ星雲.jpg

↓↓ こちらは白鳥座にある網状星雲で大きく広がる星雲で東と西に分けて区別してますがこちらは西側です。淡いのでさすがに出が良くないですが月明かりもあったのでこんなものでしょうか。

網状星雲.jpg

↓↓ 最後は木星です。シースターは倍率が低いので惑星は苦手なのですが惑星モードが追加されさらにデジタルズームが4倍まで出来るようになったので木星の縞模様もなんか見れるようになりました。惑星は大気の揺らぎで随分見え方が変わるので今回はかなり冬の割には安定してました。無茶苦茶大きくは見えないものの惑星まで撮影出来るのは凄いですね。

木星.jpg

ちなみに土星のときはゆらゆら揺れてしまってうまく撮れませんでしたが輪の部分はなんとか判別がつく程度でした。

土星.jpg


また何か撮影したらアップしたいと思います。


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最新電視観望機材は凄かった [天文・電子観望]

 今年の2月くらいから電視観望機材を導入して撮影したりして結構感動していたのですが、その後にさらに凄い機材が登場して、欲しいなと思いつつ一式そろえたばかりなので自重していたのですが、知り合いの天文ファンが購入して大感激していたのを知ったら何かがプチっと切れて、衝動的に購入してしまいました(^_^;) 人気商品で半年待ちとかだったのが即納出来る店があったのでそこで購入。翌日には届いたので早速近くの公園に持ち出して使ってみましたが、水平を出しただけであとは見たい天体を指定すれば素早く導入されましてびっくりでした。以前の機材だとちょっと調整が必要だったり大変でした。

 設置から片付けまで非常に簡単。軽量コンパクトなので山の上に持ち上げるのも楽そうです。もちろん問題点はいくつかあります、一番はリアルタイムでヒストグラムが調整できないので明るさや色合いの調整が出来ないのですが、アプリが頻繁にアップデートされているので今後は出来るようになるかもしれません。

 添付の写真は少しコントラストなどを調整したものです。スマホ画面ではスマホ側が自動調整しちゃうので綺麗に見えるのですがパソコンに持ってくると色も浅いので見栄えが良くないですので調整は必須です。

【機材 ZWO Seestar S50】


↓↓ Seestar S50 本体です。 口径50mm 焦点距離は250mm センサーは1/2.8 CMOS 2.5㎏です。 内臓ストレージは50GBですが、生成されたJPEG画像はスマホの方へ保存され元画像は本体に保存という仕様のようです。元画像はUSBケーブルでPCに取り出すことも出来ます。

シースター.jpg

↓↓ 操作は全て専用のスマホアプリで行います。androidとiOS版がありますのでタブレット端末の方が画面が広くなるので使いやすいと思います。ピントもAFがあるので非常に楽です。

シースターアプリ.jpg

↓↓ まずは手始めに月を導入しました。1回目だけすこし手間取りますが、これを基準するのでその後はサクサク導入出来ました。 ピントもガッツリ合わせてくれるので凄いです。写真下にロゴと情報が入るようですが外す設定もあるかもしれません。

月.jpg

↓↓ 続いてこれは外せませんね。M42です。月明かりで1分ほど露出ですが良く映ってますね。デュアルバンドフィルター内臓なので光害地でも問題ありません。

M42.jpg

↓↓ そして馬頭星雲です。こちらはもう少し露出がひつようですがそれでもしっかり馬頭のシルエットが出ました。こういう淡い星雲でも簡単に導入出来るのは凄いです。天体の位置の微調整も可能です。

馬頭星雲2.jpg

↓↓ M31です。銀河はもっと露出が必要ですが、写るのは感動です。

M31.jpg

↓↓ M1 かに星雲ですね。 小さく淡い星雲ですが1発で導入された時はビックリでした。 他にもプレアデスやバラ星雲などなど1時間くらいの間にサクサク見ることが出来ましたが大きい星雲は一部しか映らないのでちょっと物足りなさはあります。いづれコンバージョンレンズが出るかもしれません。

かに星雲.jpg

↓↓ そして、太陽です。 フィルター付属してるのでこちらも簡単に撮影出来ちゃいます。動画も撮れますが時間制限があるので長時間の日食月食は難しいですが、タイムラプス機能があるのてそちらで撮影出来そうでした。

太陽.jpg


いやはや革命的な電視観望機材と言えるでしょう。毎月のようにアプリと本体のファームアップがあってどんどん進化してますので、今後の展開が楽しみです。彗星の最新リストもあるので彗星撮影も簡単になりそうです。

また月明かりの無い日や空の暗い場所に持ち出して撮影したいと思います。


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